有限会社 伯友開発様

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    不動産業を営む中で知り得なかったことを教えていただき、大変助かっています。常に同じ目線で話をしてくださる無くてはならない存在です。1 伯友開発様の事業内容について教えてください。

    平野社長:不動産業、建設業および設計業を営んでいます。土地を取得し、自ら設計し、自ら建てて、自ら販売までするという一気通貫で一連の業務を担う会社です。横浜および藤沢を中心に、県全体でやっています。不動産業と分譲事業で、それぞれの売り上げで考えると、大体半々ぐらいだと思います。

    2 顧問契約を依頼したきっかけを教えてください。

    平野社長:鈴木先生のことは以前から知っていたのですが、法人会で先生と偶然再開して、様々なお話をしている中で、顧問をお願いしようかなと考えました。2、3年経つかな?

    鈴木:いや、もっとじゃないですか。6、7年ぐらいは経っているのではないかと思います。

    平野社長:でしたかね。随分お付き合いは長いです、先生とは。

    インタビュアー:先生は当時のことを覚えていらっしゃいますか。

    鈴木:はい、もちろん。以前からのお知り合いでした。最も話が合ったのが、法人会で会ったときだと思います。不動産の話で、お互い似たようなことをやっているということが分かったんですね。特に借地の整理をして、戸建てとして販売していくだとか、そういう土地の整理絡みをやっていることがお互い分かったので、「では今度、何か仕事でジョイントできたら、ジョイントを考えましょう」といった話をしていました。
    話をしていく中で、どちらからともなく顧問契約という話が出ましたよね。平野さんのほうも当時、顧問先の弁護士というのが特にはいなかったので、弊所の方が日々の相談とか受けることはできますよ、というところから始まったかと思います。

    3 鈴木先生を顧問弁護士として選んだ理由を教えてください。

    平野社長:鈴木先生は非常に余白がある人です。私のような一般人から見ると、やはり弁護士の先生は、非常に敷居が高いイメージがあるんですよね。そんな中、鈴木先生は目線を同じにして話をしてくださり、非常に説明が分かりやすいんです。そういったところは非常に助かっています。
     特に、私は不動産を仕事でやっていますので、先生が豊富な不動産の知識をもってらっしゃることが大きな助けとなっています。もちろん私もプロでやっているのですが、分からないことがあるんですよね。
    例えば、家庭菜園というものがありますよね。難しい言葉で使用貸借と言いますが、ただで借りているというものなんですけどね。そこを駐車場にするので、もう今回で終わりにしてほしいといったケースで、その作物はいつで終わるのかという立ち退きのような問題があります。このケースにおける時期についても、私は分からなかったんですが、「収穫をした時期」と鈴木先生よりご教示いただきました。
    このような細部にわたる実態的な不動産の話を先生はよくご存知で、すぐ丁寧に教えてくださるので、大変助かっています。
    以前から知っていて、お人柄は分かっていたんですが、決め手となったのは、そのように同じ目線で人に対して余白を持って話をしてくれるというところですね。

    4 どのような依頼をされているか教えてください。

    平野社長:借地に関する話などを相談させていただいています。先ほど先生の話が出ましたが、借りている人と、その地面を貸している人との関係などについてですね。それは単純に借地なんですけど、借地についてまつわることは、山ほどあるんですよね。
    それについてはどのような対応をしていくか、細かい話なんですが、その細かい一つ一つが、かなり高額なことになってきます。それについて、誰が負担をするのか、どのような形で維持をするのかの問題もあります。あるいは処分については、どう処分したらいいのかなども聞いていますね。
    例えば、底地の人との折衝の仕方、借地の人との折衝の仕方だとかいうようなことを、よく私は話をするのですが、そういったことについても、かなり造詣がお深いです。先生は、いつも原点に立ってお話をされており、常々ありがたいなと感じています。

    5 顧問契約を結んで良かった点を教えてください。

    平野社長:先ほどの話にも重なりますが、借地関係については、特に勉強させていただき、助けていただいているように感じます。

    鈴木:やはり借地関係というのは、私たち弁護士の同業者間でも、かなり得意、不得意が分かれるところですね。法律の改正もあり、かなり複雑な話になります。私たちも日々勉強していないと、追い付けないところでもあります。
    宅地建物取引業者の方のほうが、最先端の知識だとかノウハウ、能力をお持ちの方も多いですけども、やはり私たちに確認とかを求めてくださいます。なおかつ理屈や前例で詰め切れていないところは、最後は解釈によらざるを得ません。そのような解釈は、私たちが仕事としている分野ですので、お力になれていると感じます。
    様々な未解決の問題にぶつかった際に、色々な考え方、通説や一般的な考え方というのを、分けて提示できたりするため、そういう面でお役に立てているのかなという実感があります。
     また、伯友開発様に特記するとすれば、場所的に、横浜市の近郊農地の方とのお付き合いがかなり多いです。近郊農地の仕事を扱ってらっしゃる不動産屋様は横浜広しと言えども、そんなにはいらっしゃらないんですね。
    農地の問題は、場合によっては借地の問題以上に複雑な問題という点がありますので、そのようなことを得意としておられ、我々も大変勉強になるところがあります。そういう農地の処理に関しては、私たちの方がむしろ非常に助けられている面もあります。

    インタビュアー:顧問契約を結ぶ中で、共に学んで高め合えており、両者にとってメリットが大きい関係性を築くことができているんですね。

    鈴木:そうですね。これは、日々様々な実務に携わっていないと、色々な問題点というのは見えてきません。私たちも日々学びながら進んでいるという面があります。

    6 顧問契約をする前には想定していなかった付加価値について教えてください。

    平野社長:不動産業をやっていても知らなかったことを知ることができた点ですね。先ほど、農地の話も出ましたが、泉区という、18区の中での農地が比較的多い地域において、様々な売買等に立ち会ったりします。その際、多岐にわたって複雑なところがありますが、改めて知ることが多いです。一つ一つの事柄を言うと切りがありませんが、やはりお会いできていなければ、私のスキルとしては、確実に上がっていなかったですね。
    また、安心感があります。法律家でいらっしゃいますので、何かあった際に、すぐご相談できるということがあります。日々業務をやっている中では、いつも後ろに先生がいらっしゃってくれるなというような安心感は、何よりだと思いますね。

    7 鈴木先生は貴社にとってどのような存在ですか?

    平野社長:言葉で表現することが難しいのですが、例えば、お料理でもあると思うんですけど、お料理は、「さしすせそ」なんて言ったりするじゃないですか。砂糖、塩、酢、しょうゆ、味噌の略称ですね。その中で例えるならば、鈴木先生は、おそらく砂糖のような存在ですね。甘いとかいう意味ではありません(笑)。人間は、水と塩がないと生きていけませんけど、それ以外にも無いと困るお砂糖というような存在ですね。摂取しなくても本来良いんでしょうけど、無くてはならないような存在でいらっしゃるのかなと思います。そのような位置付けですね。やはり無いと非常に困るというような存在でいらっしゃいますね。

    8 最後に、他の企業に向けて、メッセージをお願いします。

    平野社長:不動産は、特に様々な法律が直面しており、顧問弁護士がいらっしゃるということは、もはや今の時代、必須だと思います。それに限らず、あらゆる業種で会社経営なさっている方には、是非お勧めさせていただきたいです。まだまだ、顧問を依頼されている方のほうが少ないと思います。今までは、自分の度量や経験値のみで解決をされてきた方が多いかと思いますが、費用対効果も高く、依頼するメリットは大きいと感じます。
    ゆえに、必要な経費として考えていただければ、ストレスが大幅に減ってくることは明らかです。長い人生の中で、弁護士の先生に相談をする場面が、1度や2度必ずあるはずです。その1度や2度は、人生にとって、かなり左右される場合がありますから、ぜひ同じ目線で話していただける先生との顧問契約をご検討いただければと思います。

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